OgaNote

’教育’で北海道を元気に。チャレンジする北大生のポートフォリオ。

what is your happy?

11月23日㈭

早いものでもうプノンペン3日目です。

 

ここのホステルはとっても居心地が良いみたい。

 

 

何を書くべきか迷っているんだけれど、今日は面白くない(?)話をしようかな。

 

突然ですが、

みんなカンボジアに対してどんなイメージを持っていますか?

 

 

アンコールワットしかない!

 

貧乏!

 

かわいそう!

 

NGOでの支援!and so on...

 

 

多分すべて当てはまっていると思います。

 

 

さて、僕は何の話をしたいのかといいますと、

 

 

カンボジアは環境がクソ悪いということ。

 

 

これだけではカンボジアにただただ悪い印象しか与えないので、なぜ筆者がこう思ったのか、なるべく端的に述べたいと思います。

 

ま、筆者の能力では無理でしょうが。笑

 

つまらなければ飛ばし読みしてくださいな。

 

 

出会いは本日11時30分。筆者はついに噂の元福岡ヤ〇ザさん(以下ヤーさんと表記)に遭遇しました。

最初「こっ、、、、怖すぎる」としか思えなかったけれど、話してみるとすごく聡明な人で吃驚した。

 

まず、カンボジアを良くしたい」と思っていることにすごく心を揺さぶられた

 

 

地獄のポルポト政権から40年。カンボジアはだんだん良くなっては来ているらしいが、政治やら商売やら、全てが0から10まで腐っているらしい。

 

というのも、金さえあれば何でも解決できる。ということ。(また逆も然りなのだが)

 

例えばビザなんて金さえ払えば楽勝でとれるらしい。

その点においてはヤーさんはすごく助かったらしい。笑

 

具体例としては

60万円で警察のライセンスを買い、何かと当てつけて違法料金をとり、私腹を肥やす人々が大量にいるらしい。

そこら辺にいる警察官は100%偽物なんだって。

 

次に国の上層部も腐っているらしい。

例えば、NGOとして最貧国カンボジアにお金を寄付したところで権力者が吸い取り、その残りカスが貧しい市民に回ってくるんだって。

 

さらに複雑なことに、カンボジアで最も貧しい人たちは往々にして40年前にポルポト側についていた人たちであることがあり、日本人が良かれと思ってその人たちを支援しても現地民から「おいおい、なんでそんな奴らをしえんするんだよ。あいつらは俺たちの両親を皆殺しにしたんだぞ。」と逆に反日感情を買ったりしてしまうらしい。

 

 

いろいろとヤーさんに教えてもらった。

 

 

 

なんて表現したらいいんだろうな。

 

 

なんか、なんか、悲しいというよりかは哀しいに寄っている感情。

 

 

とりあえず、虚しくなった。

 

 

 

だからヤーさんはNGOなんかに頼らずに自分の力でホステルを経営し、自らの手で雇用創り、現地民を支援しているんだって。

 

 

 

 

 

胸が締め付けられた。

 

 

 

 

ヤーさんは言った。

 

日本ってね、すっごく、すっっっっっごく恵まれているんだよ。だからどうしろってわけじゃないけれど、ただそれを知っていてほしいかな。

 

 

常にヤーさんの口調は柔らかく、優しさや慈愛に満ちているように感じた。

「本当にこの人はヤ〇ザだったのか?」

そう思わせるほどのギャップだった。

もしかしたらヤーさんはそう思わせるように演技をしていたのかもしれない。

しかし、「ヤ〇ザがどのようにして食べているのか、どんなことをしているのか、悪さをするならどんなことをしているのか」

僕は全く知らない。

 

ただただ、メディアの「暴力団、ヤ〇ザは良くない!徹底排除!!!」の訴えかけに頭が染まって、よくも知らないことを徹底非難していたんだなぁ。

 

 

ヤーさんは遠くを見つめるような目で

「日本ではもう住めなくなっちゃった。」と語った。

 

僕は、何も知らず非難していたことを恥ずかしいと思った。

 

 

 

というか、

 

 

自分は全く、何も知らないんだナァ。。。。

 

 

 

ヤーさんと話さなかったらカンボジアの実態やヤ〇ザの実態なんて絶対に分からなかった気がする。(まぁ、実態というよりかは雰囲気程度の物だね)

 

 

 

自分の無知に気が付いた、俗にいう「無知の知」を感じるエピソードでした。

 

 

 

文責:今回は文章オンリー、なかなか難しいね小川(2)